日本糖尿病学会

門脇孝理事長

現在、糖尿病患者数は増え続け、四大疾患の一つとして、更なる対策の強化が求められています。日本糖尿病学会は、糖尿病の成因やその治療法についての研究や臨床への還元を真摯に進めてきました。2010年5月にアクションプラン「DREAMS」を発表し、学会を挙げて取り組んでいます。このDREAMSは、わが国の糖尿病治療の向上を目指すものであり、そのために科学的なエビデンスを集積していくということを眼目としています。

今回、国立国際医療研究センターからお呼びかけをいただいた診療録直結型全国糖尿病データベース事業(J-DREAMS)は、日本糖尿病学会のDREAMSを推進する上で、最も中心になるプログラムになるだろうと考え、私たちはこれを共同事業として全力を挙げて推進することを決定しました。

日本糖尿病学会は、これまでも数千名規模の糖尿病データベースを立ち上げ、それをフォローアップし、さまざまな形でガイドライン等に生かすという活動を続けてきました。今回の事業はそれを大きく発展させ、その数十倍の規模で行うとともに、診療録直結型で前向きにデータを蓄積していくことができ、さらに、この事業を進めることによって、日本の糖尿病診療の良質な均てん化、糖尿病専門医の養成、あるいは専門医の質の維持向上にもつなげていきたいと思います。

 本研究が、日本糖尿病学会のDREAMSの大きな進展につながり、日本の糖尿病診療の向上、ひいては日本の糖尿病患者の健康と幸福につながるよう祈念しますとともに、多くの方々のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

日本糖尿病学会

理事長 門脇孝

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