研究概要

本研究は「診療録直結型全国糖尿病データベース事業(英語名:Japan Diabetes compREhensive database project based on an Advanced electronic Medical record System)といい、略称でJ-DREAMSといいます。

糖尿病患者さんのデータベースを構築して、糖尿病治療の実態を把握し、「どのような患者さんが多いのか」「どういう患者さんに対して、どういう治療をするのが最適なのか」などを調べることで、将来の日本の糖尿病治療の質を高める方法を検討します。

国立研究開発法人国立国際医療研究センターと日本糖尿病学会が共同して、全国の病院に参加を呼びかけます。2015年度で3万人、継続的に大規模のデータベース構築を目指す、過去に類をみない大規模な研究となります。

今回の研究の特徴は、電子カルテに「糖尿病標準診療テンプレート」と呼ばれる入力画面を作ることで、参加している全ての病院のデータのフォーマットを統一的にすることが出来る点です。
そして、この情報を匿名化した後に、国立研究開発法人国立国際医療研究センター内に設置する糖尿病クラウドセンターに収集することで、糖尿病患者のデータベースを構築することができます。